2021年6月15日号
今般,「再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫」を効能効果とするアキシカブタゲンシロルユーセル製剤(イエスカルタ点滴静注)について,最適使用推進ガイドラインが策定されるとともに,同製剤の保険適用上の留意事項として,レセプトの摘要欄に記載する事項等が示されましたのでお知らせします。
記
(1)イエスカルタ点滴静注については,最適使用推進ガイドラインに従い,有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間,本製品の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに,副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件を満たす医療機関で使用するよう十分留意すること。
(2)本製品の投与開始に当たっては,次に掲げる施設のうち,該当するものをレセプトの摘要欄に記載すること。(「施設要件ア」又は「施設要件イ」と記載)
ア 日本造血・免疫細胞療法学会が定める移植施設認定基準の全ての項目を満たす診療科(認定カテゴリー1)を有する施設
イ 認定カテゴリー1に準ずる診療科(認定基準のうち,移植コーディネーターの配置に係る基準以外を満たす診療科)を有する施設