2021年7月1日号
設問1 正しいものを選択せよ。
① GERDの問診表の感度,特異度はいずれも約50%である。
② 好酸球性食道炎の診断には生検は必ずしも必要ではない。
③ 薬剤性食道炎の発症に薬のサイズや剤形は関係しない。
④ 24hr MII-pHでは食道内のインピーダンス測定ができ,非酸逆流も捉えることが可能になった。
解答1 ④
設問2 高解像度内圧検査(HRM)を用いた一次性食道運動障害の分類であるシカゴ分類(version 3.0)において,IRP正常(LES弛緩正常)かつDCI高値(強収縮あり)の場合診断としてどれが考えられるか?
① Achalasia
② EGJ outflow obstruction
③ Jackhammer esophagus
④ Ineffective esophageal motility
解答2 ③
設問3 Reflux hypersensitivityについて誤っているものはどれか?
① RomeⅣではNERDと機能性胸やけの間に位置する疾患概念である。
② 異常な酸逆流を常にともなう。
③ 酸に対する感受性の亢進によると考えられる。
④ 上皮細胞間隙の拡張,基底細胞の肥厚など組織学的変化がみられる。
解答3 ②
設問1 MTXの投与禁忌は?
① eGFR<30
② 胸水貯留
③ %VC<80%の間質性肺炎
④ 上記すべて
解答1 ④
設問2 イグラチモドの投与禁忌は?
① eGFR<30
② 胸水貯留
③ 間質性肺炎合併例
④ ワルファリン併用例
解答2 ④
設問1 画像上特に着目すべき,悪性腫瘍の特徴を以下のうちから二つ選べ。
① 増大速度が速いこと
② 多発性であること
③ 辺縁が不正であること
④ 浸潤性があること
⑤ 石灰化を有すること
解答1 ①,④
設問2 画像所見と推定される診断との組み合わせで間違っているものを一つ選べ。
① 虫食い状骨破壊 - 骨転移
② 片ボケの硬化縁 - Brodie膿瘍
③ 棘状(スピクラ状)骨膜反応 - 内軟骨腫
④ 辺縁明瞭で硬化縁を有する地図状骨破壊 - 非骨化性線維腫
⑤ 雲状石灰化 - 骨肉腫
解答2 ③