第4回 地区庶務担当理事連絡協議会(令和3年7月28日開催)

△報告ならびに協議事項

1.最近の中央情勢について
 6月下旬から7月中旬にかけての社会・医療保険状況について,◆日医の中川俊男会長は6月27日に開催された定例代議員会で,年末の政府の予算編成について,2022年度診療報酬改定の財源が最重要論点であるとの見解を示した◆厚生労働省はオンライン診療(OL診療)の指針改定に向け,日本医学会連合の提言も参考に,初診からのOL診療に適さない症状・医薬品をまとめる方針◆中医協総会は7月7日,2022年度診療報酬改定に向け,外来の論点整理のための議論を開始◆日本医師会,日本歯科医師会,日本薬剤師会は9月末までの期限となっている新型コロナウイルス感染症にともなう診療報酬上の特例的な対応について,三師会が一体となって継続を求めていくことを決定―といった話題を中心に説明した。

2.学術講演会の今後の予定について
 8月に予定している府医学術講演会を紹介し,参加を呼びかけた。

3.新型コロナウイルスワクチンの時間外・休日接種に係る請求について
 医療従事者や高齢者への接種に対する休日・時間外加算について,8月以降も継続されることを報告。詳細については別途示される予定であるとした。
 一方,京都市では独自の「費用の上乗せ」を実施予定であり,府医を通じて登録した接種可能枠で接種を実施した場合に接種1回あたり300円,また,接種可能枠で週120回以上の接種を実施した場合に週ごとに50,000円が支払われる予定であるとし,請求書の記入方法について説明した上で,8月末までにメールで京都市まで提出するよう案内した。
 最後に,予診票の接種年月日の記載方法や請求書作成における注意点として,予診票の記載内容とクーポン券が一致しているか確認すること等を説明した。
 西京医師会から,予診票に穴を開けないという注意事項について,予診票に穴を開けなければ綴れず,国保連合会に請求できないため,どうすればよいかとの質問があった。
 禹府医理事は,他の予防接種は穴を開けて綴った上で提出する必要があるが,今回は必要ないと説明した。

4.第89回府医懇親ゴルフ大会の中止について
 9月23日(木・祝)に開催を予定していた標記大会について,新型コロナウイルス感染症の感染状況に引続き留意する必要があることから,開催中止を案内した。

2021年9月15日号TOP