2022年4月1日号
与謝・北丹医師会と府医執行部との懇談会が令和3年11月13日(土),Webで開催され,与謝医師会から9名,北丹医師会から10名,府医から7名が出席。「新型コロナウイルス感染症関連」,「会議等の対面移行への解除基準の有無」,「ジェネリック医薬品等の供給不足に関する今後の対策等」をテーマに活発な議論が行われた。
〈注:この記事の内容は11月13日現在のものであり,現在の状況とは異なる部分がございます〉
新型コロナウイルス感染症への対応について,懇談会開催時点(令和3年11月13日)で収束傾向にあった第5波の状況の振り返りと,第6波に向けた対策について,特に▽自宅療養者に対する行政・病院・診療所の連携,▽軽症・中等症の治療,▽新型コロナワクチン3回目接種―等を中心に意見交換が行われた。
地区から,新型コロナウイルス感染拡大時の会議,研修会等のあり方について質問が出された。
府医からは,対面形式への移行について明確な基準は無いが,医療関係団体という立場を勘案し,しっかりと感染対策を行った上で研修会等を開催していくことが重要であるとし,緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の発令時には原則Web開催として,宣言等解除後も感染者数などの推移を注視しながら,感染対策を万全にした上で,ハイブリッド方式または集合形式での開催を検討していく考えを示した。
国内製薬企業の不祥事を発端としてジェネリックをはじめとする医薬品の供給不安定な状態が続いていることについて,厚労省では医薬品の安定確保を図るための取組みが推進されているものの,実際にその対策が機能することは難しく,一朝一夕に解決できる問題ではないとの見方を示すとともに,医薬品の質を担保する観点から,日医を通じて,改めて製薬企業に対して医薬品の適正な管理や品質管理,コンプライアンスの徹底など信頼回復のための取組みを促す意向を示した。