保険だより – アベクマ点滴静注に係る最適使用推進ガイドラインの策定にともなう留意事項について

 今般,イデカブタゲンビクルユーセル製剤(販売名:アベクマ点滴静注)について,最適使用推進ガイドラインが策定されたことにともない,留意事項通知が示されましたのでお知らせします。

(1)アベクマ点滴静注については,最適使用推進ガイドラインに従い,有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間,本製品の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに,副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件を満たす医療機関で使用するよう十分留意すること。
(2)本製品の投与開始に当たっては,次に掲げる施設のうち,該当するものをレセプトの摘要欄に記載すること。(「施設要件ア」から「施設要件エ」までのうち該当するものを記載)

ア 日本造血・免疫細胞療法学会が定める移植施設認定基準の全ての項目を満たす診療科(認定カテゴリー1)を有する施設
イ 日本造血・免疫細胞療法学会が定める移植施設認定基準のうち,看護師(基準3.3.1及び3.3.2),移植認定医(基準3.2.1)及び移植コーディネーター(基準3.4.3)以外の全ての項目を満たす診療科(認定カテゴリー2)を有する施設
ウ 日本造血・免疫細胞療法学会が定める移植施設認定基準のうち,看護師(基準3.3.1及び3.3.2),移植認定医(基準3.2.1),移植コーディネーター(基準3.4.3)及び移植実績(基準4.1及び4.2)以外の全ての項目を満たす診療科(認定カテゴリー3)を有する施設
エ 本品に係る治験の実施施設

2022年6月1日号TOP