第2回 地区庶務担当理事連絡協議会(令和4年5月25日開催)

△報告ならびに協議事項

1.最近の中央情勢について

 4月下旬から5月中旬にかけての社会・医療保険状況について,◆日医は,かかりつけ医のあり方について取りまとめた「国民の信頼に応えるかかりつけ医として」を発表。◆政府の規制改革推進会議は「医療・介護・感染症対策ワーキンググループ」で,今夏の規制改革実施計画を視野に,オンライン診療・服薬指導などについて今後検討すべき論点を示し,同ワーキンググループの意見も踏まえ,不適切なオンライン診療に対しては「適切な取り締まりの確保が必要ではないか」との考え方を打ち出した。◆日医,日本歯科医師会,日本薬剤師会の三師会による「オンライン資格確認推進協議会」で長島公之日医常任理事は「オンライン資格確認は,資格確認ができることはもちろん,全国の医療機関が安全につながる医療専用ネットワークの基盤となってさまざまな医療関係の情報が関係者間で共有でき,結果として患者への安心安全で良質な医療提供につながることが最も重要な機能」であるとし,導入が伸び悩んでいる現状の打開に向けた課題の明確化や建設的な議論を進めていく姿勢を示した。◆政府の全世代型社会保障構築会議は議論の中間整理を取りまとめ,新型コロナウイルス感染症への対応ではかかりつけ医機能などの地域医療の機能が十分作動せず,総合病院に大きな負荷がかかるといった課題に直面したと指摘した上で,「かかりつけ医機能が発揮される制度整備を含め,機能分化と連携を一層重視した医療・介護提供体制等の国民目線での改革を進めるべきだ」と明記した。―といった話題を中心に説明した。

2.学術講演会の今後の予定について

 6月に予定している府医学術講演会を紹介し,参加を呼びかけた。

3.第48回京都医学会演題募集について

 第48回京都医学会はWeb配信を併用したハイブリッド形式で開催することを報告。会員各位の積極的な参加を依頼するとともに,幅広い領域からの一般演題への応募を呼びかけた。

4.産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付等状況報告書について

 産業廃棄物を排出し,産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付した医療機関は,その交付等状況報告書の提出が必要であることを説明。令和3年4月1日から令和4年3月31日までに交付した産業廃棄物管理票(マニフェスト)の内容を1年分まとめて令和4年6月末までに,医療機関所在地の行政担当部署へ提出するよう周知した。

2022年7月1日号TOP