2022年11月1日号
9月30 日付保医発0930 第7号厚生労働省保険局医療課長通知をもって「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(令和4年3月4日保医発0304 第1号)等の一部が改正され,10 月1日から適用されましたので,お知らせします。
今回の改正は,医療機器が区分A3 およびB2 として保険適用されたことによるものです。
記
▷新たに保険適用された医療機器(10 月1日適用)
1.定位放射線治療用加速器システム
【販売名】 [1]サイバーナイフM6 シリーズ(アキュレイ株式会社)
[2]サイバーナイフラジオサージェリーシステム(アキュレイ株式会社)
〔決定区分〕 区分A3(既存技術・変更あり)
〔特定診療報酬算定医療機器の区分〕 治療用粒子加速装置(Ⅱ)
〔主な使用目的〕
本装置は,高エネルギーのX線による腫瘍等の放射線治療のために使用するものである。頭頸部(頭蓋内を含む),脳動静脈奇形,体幹部及び脊髄動静脈奇形等の放射線治療が必要な病変,及び薬物療法による疼痛管理が困難な三叉神経痛に対して治療計画,画像取得をし,定位放射線治療を行う。
<関連する通知の改正>
「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(令和4年3月4日保医発0304 第1号)の一部改正(令和4年9月30 日保医発0930 第7号)
2.アブレーション向け循環器用カテーテル
【販売名】 [1]Freezor MAX 冷凍アブレーションカテーテル(日本メドトロニック株式会社)
[2] Arctic Front Advance 冷凍アブレーションカテーテル(日本メドトロニック 株式会社)
〔決定区分〕 区分B2(個別評価・既存機能区分・変更あり)
〔決定機能区分〕
[1] 123 経皮的カテーテル心筋焼灼術用カテーテル (2)冷凍アブレーション用 ②標準型
[2] 123 経皮的カテーテル心筋焼灼術用カテーテル (2)冷凍アブレーション用 ①バルーン型
〔主な使用目的〕
[1]本品は,再発性症候性の発作性心房細動,及び薬剤抵抗性を有する症候性の持続性心房細動患者に対して冷凍アブレーション手技に用いるバルーンカテーテルを使用する際に,必要に応じて以下の目的で使用する。
[2]本品は,心臓組織の冷凍アブレーション手技に用いるバルーンカテーテルであり,再発性症候性の発作性心房細動,及び薬剤抵抗性を有する症候性の持続性心房細動を治療する際に使用する。
<関連する通知の改正>
「特定保険医療材料の定義について」(令和4年3月4日保医発0304 第12 号)の一部改正(令和4年9月30 日保医発0930 第7号)