2026年8月1日号
この度,新たに府医の理事を拝命いたしました,下京東部医師会の波柴尉充でございます。この新体制におきまして,地域医療部における「救急・災害」や「急病診療所」,また学術部における「医療紛争」の会務を担当させていただくこととなりました。
私は現在,南区の診療所にて内科を中心に診療を行っております。高校卒業まで南区の温かい地域社会に育てられ,大学卒業後は救命救急医として緊迫する医療の最前線に身を置いてまいりました。その経験を活かし,診療所を継承した現在も,浅達性Ⅱ度までの熱傷処置をはじめ,挫創や褥瘡の処置などに積極的に取組んでおります。また,下京東部医師会におきましても,下京西部医師会や下京・南区役所との緊密な連携のもと,災害時対応の準備を鋭意進めているところです。
府医入会後の活動といたしましては,コロナ禍における集団接種や宿泊療養施設での健康観察業務,さらには令和6年能登半島地震におけるJMAT京都の一員としての被災地支援活動に2度参加させていただきました。今回,私の原点とも言える救命・災害領域の会務に再び携わることができますことに,深い使命感と喜びを感じております。
日頃より大変お世話になっている京都市急病診療所につきましては,かかりつけ患者の皆様から「日曜・祝日の休診日に受診できて本当に助かった」という安堵の声を聴くたび,現場を支えるスタッフの皆様への感謝の念に堪えません。今後は,持続可能でより円滑な急病診療所の運営に向けて,少しでも力になれるよう尽力してまいりたいと考えております。
一方,救命救急科は医療紛争のリスクが極めて高い分野です。今後はこれまでの現場経験を活かし,紛争への迅速な対応や賠償に関する厳正な審議に誠心誠意取組んでまいります。
甚だ浅学非才の身ではございますが,地域医療のさらなる発展と会員の皆様の安心のため,全力を尽くしてまいります。今後とも会員の先生方からの温かいご指導・ご鞭撻を賜りますよう,心よりお願い申し上げます。