2026年6月1日号
医療機関で導入されている現行の顔認証付きカードリーダーについて,保守期限が令和8年3月末から順次到来することを受け,厚生労働省において,利便性が向上した次期顔認証付きカードリーダーの開発に向けたメーカーを公募し,令和8年度から順次販売を開始することとされています。
今般,キヤノンマーケティングジャパン株式会社から次期顔認証付きカードリーダー(Hi-CARA2)が発売され,今後,パナソニックコネクト株式会社とリコージャパン株式会社からも発売される予定です。
なお,マイナ保険証の利用環境の維持・利便性向上のため,次期顔認証付きカードリーダーを導入する医療機関に対しては,令和7年度補正予算により一部費用の補助事業が実施されます。
【次期顔認証付きカードリーダーの仕様について】
現行機種での課題や今後のニーズを踏まえ,患者と医療機関・薬局の双方の利便性が向上されるよう,満たすべき開発要件が示されています。現行機種からの主な変更点は下記のとおりです。
(1) 顔認証付きカードリーダー単体でスマホ用電子証明書の読み取りに対応
(2) 操作手順やエラーの発生に関する音声案内機能を搭載
(3) ユニバーサルデザインに配慮したテンキーの搭載(※)
(4) 画面レイアウトの統一や,視認性・操作性の改善等によるユーザビリティの向上
(5) 顔認証精度の向上による顔認証エラーの低減,エラー時の自動再接続による復旧時間の短縮
(※) 販売価格等への影響に鑑み,最終的な搭載有無はメーカーにより異なります。
なお,次期顔認証付きカードリーダーについては,同一メーカーの製品を使用している場合に限り,1台の資格確認端末(PC)へ複数台の顔認証付きカードリーダーを接続することが可能です。
【ご利用中の顔認証付きカードリーダーの保守期限の確認方法について】
現在ご利用中の顔認証付きカードリーダーの保守期限の確認方法については,医療機関等向け総合ポータルサイトに掲載されています。顔認証付きカードリーダーメーカーごとに確認方法が異なりますので,詳細は下記ページをご確認ください。
(参考)
【厚生労働省からのお知らせ】
【補助事業について】
次期顔認証付きカードリーダーおよび資格確認端末の購入については,令和7年度補正予算により一部費用の補助が実施されます。補助内容は,顔認証付きカードリーダーは販売価格(税込,以下同じ)の1/2(上限額は12万1千円),資格確認端末(資格確認端末のみの購入は補助対象外)は販売価格の1/3(上限額は5万円)を補助するものです。具体的な補助要件や申請方法等につきましては,医療機関等向け総合ポータルサイト等において掲載される予定です。補助事業の開始より前に顔認証付きカードリーダーおよび資格確認端末を購入された場合には,必ず領収書(※)を保管の上,申請受付開始をお待ちください。
なお,今後は資格確認端末を内蔵した次期顔認証付きカードリーダーの発売も予定されていますが,その補助内容等につきましては,発売時期等が決まった段階であらためてお知らせします。
※領収書は,システムベンダー・販売店への精算額や次期顔認証付きカードリーダー等の導入事実を確認するための書類です。見積書では精算額等の確認ができないことから,確認書類とは認められないためご注意ください。
(参考)
【本件に関する問い合わせ先】
【キヤノンマーケティングジャパン株式会社の次期顔認証付きカードリーダー(Hi-CARA2)について】
詳細は製品ホームページをご確認ください。
(参考)